2008年07月18日

河越城は何故落ちない?

近世城郭ファン最大の悲劇、廃藩置県により原型が消滅した河越城。

この日本に「難攻不落」を銘打つ城は山ほどありますが、河越城はそこいらの「なんちゃって難攻不落」な城とは違い、何度も敵の大軍の攻撃を退けた実績を持つ城です。

『夢追い〜』でこれから始まる反北条大連合軍が、8万もの兵力をもってしても持ちこたえた実績は流石ですが、扇谷家支配でも朝興の時代に、山内上杉家の猛攻を防いだ実績があるのです。

この城は、太田道灌ベースの縄張りもさることながら、霧隠城という通称もあるくらい、井戸(水源)が豊富にあるのですよね。
これが山城ならば、ひとつしか井戸がない城ばかりになり、皮肉にも篭城兵が多いほど守りは難儀になるのです。
余るくらい豊かな水、これがこの城の強さの最大の秘訣だと思います。

品第301:河越攻め(第7章1節「河越城攻め」5)で、元河越城主扇谷上杉朝定はこう言ってます。
「何処を掘っても水が出る」

天文10(1541)年秋口におきた、氏綱死後直後の朝定のあの河越・江戸攻めは史実ですが、この『夢追い〜』の設定では、いわば今回行われる反北条大連合の河越城決戦の、前フリみたいな節なのです。

山内憲房の力攻めもダメ。近田真孔斎の日干し攻めはKYのため却下。
勘助は三方ヶ原の信玄と同じ「ケツ(背後)丸出しで、おびき出し作戦」を実行しますが、結局北条は警戒し過ぎて不発でした。
ならば今回、彼等(金・菅野・上原とゆかいな派閥の仲間たち)の取る作戦は何でしょうか?

それはどうやら「兵糧攻め」にするみたいですが、北条サイドもしっかりそれを読んでいて、色々と事前準備をしてきました。
それが城自体の防御力の強化はもちろん、玉縄城代の弟北条綱成と叔父北条宗哲の常駐による、指揮系統の骨太化対策。
この2点は、あの扇谷朝定や勘助の河越城攻めの「反省」と「発展」から生まれた教訓です。
有能な河越城代の大道寺でさえ、勘助のケツ見せ作戦で、河越衆は板東武士の尻に火がついて追撃論が大爆発し、指揮が乱され困惑したのです。だから、前フリなのです。
そして更には、排泄能力強化と江戸城との情報確保のための伊佐沼砦の新設と、兵糧備蓄を翌年4月末日分まで入るよう倉庫を増設した事と、永禄時代に信玄に対してやった「塩止め」に見られるような、氏康得意の経済封鎖戦略にあります。

氏康はタイミングをはかりながらも、向こうもさることながら隙を見せてくません。
反北条軍も、そんな隙を見せてくれないのです。
氏康はそんな苦難に悩まされながらも、最後には崖っぷちの最終手段である「決戦は4月」と決めます。



これには、4月でなければならない特殊な理由があるからです。
この戦国乱世の時代では、世界中で当たり前に見かけた現象でしたが、今では世界中でも唯一、どっかの将軍様の国でしか確認出来ないという、学習機能ゼロ(朱子学は「反省」と「発展」を忌み嫌います)もいい加減にしてほしいくらいの怪現象でもあります。

これはこの物語で、管領家を朱子学堕落に設定した理由のひとつにもなっているのです。

しかし作戦を読んでいるとはいえ、あくまでも北条にとっては、4月は生死に関わるとても危険な「ラストチャンス」でした。


北条軍が10倍もの敵に勝った理由は何なのか?
ヒントは「決戦は(兵糧が尽きる)4月」です。
日曜日ではありません。


崖っぷちという言葉が不思議と似合う男、北条左京大夫氏康。
関東戦国時代を根底からひっくり返した河越決戦に、乞うご期待です!
posted by 久良岐 満 at 10:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 『山本勘助の夢追い日記』コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月14日

「Kawamakajima 1553-64(samurai powor struggle)」

Image033.jpgという洋書を、某ネット通販で手に入れました。
申し込んだのが先月の半ばでしたから、入手するまでに約1ヶ月、長かったです。
廃版みたいですし、仕方ないですね。

内容は英語が分からなくても、ページを眺めれば大体は推測出来ます。
なにせ知りたい単語は山ほどあるのです。「軍師」とか「足軽」とか「槍隊」とか、長文の使い方とかキリがありません。
写真やイラストも多数ありましたので、結構詳しく書いてあるなと、逆に感心しました。

観光ガイドや、和風ものの紹介や、地図は誤植が多くて、社会人時代に銀座で働いていた頃、外国人さんが地図を片手に質問された時は、それを見たら、なんという凡ミスばかりじゃー、と突っ込みたくなりますが、そこは我慢してよく道案内しました。
全く喋れないのに、ジェスチャーで交わしながら楽しかったですが…。
向かいの交番に聞いたほうがいいぞと思いながら(天下の銀座です。英語が得意な警官は多数います)、そこは頼られた者のプライドが先行しましたが。

そんなベタな日本紹介本に比べたら、この本は立派なものです。作者もよく勉強してます。

1日どれだけ訳せるか、やってみたいと思います。

てか、学生時代ちゃんとやるべきでした。
受験英語なんて、エリザベス朝の英語だと皮肉られた時代の英語教育でしたから。
今もそうでしょうか、そこまで知りませんが…?




てか、また要らない仕事増やしてるし…。
See-Sawの歌でも口ずさんでみよう。

「どうしても楽じゃない道を選んでる〜♪」
posted by 久良岐 満 at 07:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月11日

山本勘助にふさわしいJAZZナンバーって、なんだろう?

fourjazzclover.jpg子供のころ、嫌いだった食べ物が急に好きになるかのように、今まで何気に聞き流していた音楽が、ある日突然興味深くなるというケースです。

おとついのクロノスでゲスト出演されていた、新人JAZZ歌手の中島紅音さん。
通勤の最中に、その美声に堪能されてしまい、昨日このCDを購入しました。

早速PCに取り込み『夢追い〜』を書きましたから、ひさびさに執筆ペースががはかどるCDに出会いました!

恥ずかしながらジャズはあまりピンと来なかったのですが、これをきっかけにジャズにもレパートリーを増やしたいと思います。

今の仕事がら、某JAZZ専門レーベルのCDには大変お世話になってますし、本や人の意見を聞くのも良いですし、何より実際に音楽を聴くのが1番ですよね。
INTER FMや『OZ MEETS JAZZ』や『YOKOHAMA JAZZY NIGHT』とか、ちゃんと聴いておこう。

私個人的なイメージですが、勘助くんは結構ジャジーな男に思えます。
例えばテナーとか、管楽器系で黒人ミュージシャンが奏でる、腹にぐっとくるような曲が似合いそうな感じです。
そんな勘助イメージソング、探してみたいです。

JAZZ好きの作家さんって多いみたいですが、その気持ち分かる気がしました。
α波バリバリ(死語)でますわ!

こちらの中島紅音 スペシャル(Yahoo!動画)もご覧ください。

posted by 久良岐 満 at 07:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月10日

BS11「歴史のもしも」が見たい!

rekishinomoshimo_s.jpgうちのへっぽこPS ONEから、BS11は視聴できます。
開局から見ています。御贔屓ナビゲーターのレイチェル・チャンさんが度々出てますからね。

でも「歴史のもしも」は、見たい見たいと思いながら、日曜日は何時も実家に帰省して、我が家にはいないのです…。
いかにも大人相手のBS11らしい、ハイレベルな知的道楽番組といわれてるので、かなり興味が高いのです。

BS11といえば、小西さんのインサイドアウトはよく見ます。

小西さんといえば、以前大晦日にやっていた、北原さん(なんでも鑑定団のひと)達と夜酒を呑みながら、ダラダラと年を振り返っていたTVKの特番が大好きだったなぁ…。
裏番のゆく年来る年より楽しかったから、続ければ良かったのに。


やはりBS録画が可能なデッキを買わないと、持病の金欠病は、いつになったら治るのやら…。

歴史のもしも
http://www.bs11.jp/?action_public_pgm_detail=true&cid=1&pid=187

7月13日から放送時間が変わっても、いないものはいないのです。
もしDVD化するのならば、買いますが!

たぶん…。
posted by 久良岐 満 at 07:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月05日

ラ チッタデッラ川崎に時代屋が出来るそうな!

Image031.jpg年内にオープンするという話しは伺っていましたが、8月1日オープンが決まりました。
川崎には、東のラチッタと西の新百合ヶ丘と2店舗ですね。
同じ川崎でも、西と東では世界がまるで違いますし、これの何が嬉しいかといいますと、ラチッタは通勤道の途中にあるからです!

これで神田に行かなくて済む、なんていうのは嘘で、年に何回かは必ず神保町(と永田町、ついでに神保町にも行く)に行きますから、神田駅を使わないと家に帰れない以上、立ち寄るのは必然なんですよね。
とにかく、来月のオープン日が楽しみです。


土曜の昼は、ラジオの中波は大激戦の戦国乱世であり、とりわけ小倉さんかみのさんか久米さんという、3強がひしめき合う時間帯です。
今日は勿論、TBSラジオですね。
リスナーの声はさすがに多様で、思わず興味をひいてしまい、執筆作業が止まってしまいました。
なにせ大河でピックアップしてもらいたい人物が、卑弥呼から昭和天皇まで、ものすごい多種多様声がありましたから、やはり日本の歴史は古代から戦後まで、ツールが非常に豊かだなと感じました。

電話インタビューも興味深く、大河ドラマを推進する地元の代表者(明智光秀の亀岡市と、保科正之の伊那市)と、時代屋の女将でした。
さすがはラジオ、内容が濃いですね。


ラジオの世界にも、歴史番組が出来ないかなあ…?
無論、NHK第二や放送大学は別格ですよ!


ラジオついでに、昨日『らくラヂ』(写真)を購入しました。
FMが大好きな私のノートPCに、ラジオが聞けて録音も出来ることになりました!
これでブックバーと安部礼司や東京ホット100を取り貯めして、『夢追い』や投稿用作品を書きながら貯めたラジオ番組を聞くという、個人的な至福が出来るわけです!

こんな私にとってラジオとは、有用な創作活動の栄養源のひとつですからね。
posted by 久良岐 満 at 23:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月04日

明日のTBSラジオ「久米宏・ラジオなんですけど」は必聴です!

http://www.tbs.co.jp/radio/kume954/
大河ドラマの特集です。記事を引用させてもらいました。
2008年07月05日「『大河ドラマ〜取り上げて欲しい人物は誰!?』へのご意見を大募集!!」
今週(7/5)のテーマは、
『大河ドラマ〜取り上げて欲しい人物は誰!?』です。

NHK『大河ドラマ』を取り上げてみます。
今年の『篤姫』に続き、
来年は、上杉家の家臣・直江兼続を扱った『天地人』。
再来年は、坂本龍馬を扱った『龍馬伝』に決まりました。

今後は、どんな歴史上の人物を取り上げて欲しいか。
リスナーの方々の意見を頂きながら、
日本歴史について、歴史ドラマについて、
いろいろと考えてみたいと思います。

★今後、取り上げて欲しい歴史上の人物はいますか?
★それは、何故ですか?

★大河ドラマは観ますか?
★好きですか?嫌いですか?
★今年の『篤姫』は観ていますか?

★印象に残っている大河ドラマは何?
★これまでで一番、好きだったのは?
★印象に残っている役者さんとかは?
★最近の大河ドラマに対する感想は?

★どの時代のものが好きですか?
★個人的に好きな歴史上の人物はいますか?
★どの俳優さんが演じたものが好きですか?
★例えば「織田信長なら誰々が良かった!」とか、
 「豊臣秀吉なら誰々が良かった!」ということは?

★そもそも「歴史」に興味ありますか?
★あなたにとって「歴史」とは何ですか?
若い人たちの「歴史離れ」については?

などなど。『大河ドラマ』や歴史に関する
ご意見やエピソードをお待ちしています。


※番組で出演して、直接話したいという方は連絡先も書いてください。よろしくお願いします。

楽しみです。みんなの気持ちを番組に送って、盛り上がって楽しみましょう!
posted by 久良岐 満 at 22:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月03日

芥川、直木賞候補決まる

芥川、直木賞候補決まる(時事ドットコム

あれ、『夢追い〜』がありませんね、なんて冗談ですが、どれが選ばれるか楽しみですね。
posted by 久良岐 満 at 17:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月01日

えっ、J-WAVEの篤姫特集は昨日からですか!

思わぬ失態でした。申し訳ございません。
木曜の15ミニッツのラストで聴いたつもりでしたが、K‘sファイルコーナーだったのですね…。
posted by 久良岐 満 at 00:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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プロフィール
名前:久良岐 満
誕生日:the Beatlesの解散が報じられた日
性別:♂
一言:s-kanrinin~2.jpg

山本勘助の夢追い日記
只今好評執筆中の歴史物語です!

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(NEW)品第739:甲斐初の火縄銃(16章2節「築城..
品第738:火縄銃伝来(16章1節「佳織の戦..
第15章、目次
オススメ・スポンサーサイト「復旧」
品第737:勘助、甲府に戻る(16章1節「佳..
品第736:悩む氏康(16章1節「佳織の戦争..
オススメ・スポンサーサイト「業務用」
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